インドネシアの中国人~華人の友人から聞いた話~
仲良くして頂いてる友人の1人に、華人の方がいます。
何代か前に中国からインドネシアに渡り、インドネシア国籍を持った方ですね。
(ちなみに華僑は、中国国籍のままだそうです。曖昧に使われてる気もしますけどね)
この友人が、インドネシアに住む中国人のことについて色々話してくれるので、とても勉強になると同時に、
今でこそ露骨な差別化は昔程無いものの、
長い間、プリブミ(土着のインドネシア人。ちなみにマレーシアでは”ブミプトラ”。ブミプトラ政策という言葉を耳にされたことがあるかと思います)との確執や差別もあるのだなと、心が痛くもなります。
備忘録として、印象に残っていることを書いてみました。
1.中国語禁止だった
同じ華人でも、シンガポールやマレーシアの人達は中国語を話します。
でもインドネシアの華人はインドネシア語。中国語が出来ないそうです。なぜなら
政府によって、中国語を禁止されていたからだそうです。
2.中国名の名付け禁止だった
これも、政府によって禁止されていたそうです。
そのため、皆さん欧米系・インドネシア系の名前が付いています。
今は中国系の名前を付けてもOKだそうですが、名残なのか、私の子供の友達も、
「アレックス」とか「ジョシュア」とか、
欧米っぽい名前の子ばかりです。
3.一部地域にしか住んではいけなかったらしい
今でこそ、南ジャカルタにも華人の方々が住んでいますが、昔は、北側と西側しか住んじゃいけなかったそうです。
たしかに、ジャカルタ北部と西部には特に華人が多い気がします。
以前、ジャカルタ西部の「CentralPark Mall」に行った時、華人が多くてビックリした覚えがあるので。
友人曰く「北部と西部は、緑が少ないから嫌だ!」と。
たしかに南ジャカルタは緑も多くて、市内の中では街並みが綺麗で雰囲気が良い地域なのかなと思います。
(道はボコボコですが笑)
1998年のジャカルタ暴動等から考えると、華人はお金持ちだから虐殺のターゲットにされたということで、それまで経済的に裕福な暮らしをしてたのだろうと思いますが、(今も経済を牛耳ってる感はありますが)
その一方でこういった差別もあったのだなと勉強になりました。
今はインドネシア全体的に経済発展しつつあるからか、こういった暴動は無さそうですが…プリブミの中にだって富裕層沢山いるイメージですしね。
ただ、最近になり、景気が悪くなってきているという話を聞くので…
悲劇が繰り返されませんように。
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