3.11から学んだ危機管理とトラウマ
現在私はアパート住まいですが、
敢えて高層階を選ばないようにしました。
高所恐怖症だからではありません。
理由は…東日本大震災の時の体験によるものです。
震災の時に、私は首都圏のとある高層ビルの高層階にいました。
地震の後、8基あったエレベーターは全て止まり、移動は全て非常階段になりました。
下りとはいえ、20階以上あるとさすがにキツイ。仕事中だったので、履いていたのはパンプスだし。
幸い私は帰ることが出来たので下るだけで済みましたが、帰宅難民になってしまい、食糧を買って来てまた会社に戻った人達は本当大変だったようです。
エレベーターは翌日も復旧しなかったようなので…中には階段で何往復もした人もいたかもしれないですね。
この時、緊急避難する必要がなかったのが幸いです。
もし避難することになったら…
一斉に、2か所しかない非常階段を使うわけですから、大混乱間違い無し。
そして、高層階である程逃げ遅れるのは確実です。
震災の前にも、少し強めの地震が来た時に、高層ビルやマンションのエレベーターが止まってしまったというニュースを見たことがあったし、
エレベーター、特に高層の建物の物がいかに脆弱かを、身をもって思い知らされたのです。
で、私はこう思うようになりました。
「もしマンションに住む時は、階段で上り下りしても苦にならない程度のフロアを選ぼう。(会社は選べないから仕方ないけど…自宅は選べるから)」
と。
そして、ついにジャカルタで実践されたワケです。
ジャカルタは、あまり地震が来ないと言われている地域です。(周りではしょっちゅう起きていますが…地形の問題なんでしょうか、不思議です。)
でも、有事は地震だけではありません。
火災やエレベータートラブル等も考えられるわけで。(なんでか分からないけど、しょっちゅうアパートのエレベーター修理してますしね笑)
また、万一地震が来たら。
日本の建物なら、震度3か4程度ならびくともしないですが、
ジャカルタの場合…
正直心配です(笑)
高層階は、景色も良くて、友人の家にお邪魔すると、毎回溜め息が出る程。
やっぱり、毎日素晴らしい景色が拝めたら最高ですし、
住んでみたいという思いもあります。日本じゃこういう機会も少ないですしね!
色んな考えの人がいると思います。
有事のことばかり気にしていたら、住みたい所に住めないし、行動も制限されてしまいますから。
でも、今日のように、ふと震災のことを思い出す度に感じるのです。
私はこういう考えだから、これで良いのだと。
読んで下さりありがとうございます!
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…あと私にポイントが入るようです(笑)
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沢山の方に読んで頂き、感謝です。
写真も無い地味なブログですが、また読んで頂けると嬉しいです。
それでは、また。